前回のエントリはこちら。

航空ファンの聖地 Udvar-Hazy Centerへ!

ダレス国際空港からバスで10分ほどで、Udvar-Hazy Center に到着です。表側は空港のターミナルを模した作りですが、入館してから圧倒されることになります。
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土曜日ということもあってか、駐車場も結構な埋まり具合でした。
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Udvar-Hazy Center とは?

正式名称は『Smithsonian National Air and Space Museum Steven F. Udvar-Hazy Center』です。

ワシントンD.C.のナショナルモールにある National Air and Space Museum(通称、本館)の附属施設として、2003年に開館しました。200以上の航空機と135以上の宇宙船等々を展示している世界最大の博物館です。Udvar-Hazy Centerは本館よりもはるかに広いんですよ!

公式サイト

いよいよ入館です!

エントランスはとてもシンプルです。
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中に入るとまず持ち物の検査をしてもらいます。スーツケースを引いていましたが、空港同様ケースを開けて見てもらう必要があります。陽気な担当の方でした。

事前に知っていましたが「奥にロッカーがあるから使いなよ!」と教えてもらい、ロッカーへ。でもさして大きくないロッカーで、小さいスーツケースしか入れられず^^; 大きいケースは引きながら見学することにします。利用料はたしか1クオーターだったかな?荷物を出す時にクオーターが戻ってくるタイプだったような気もしますが、すっかり忘れてそのまま帰ってきてしまったのはご愛嬌。
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さあ、見学スタートです!

ということで、やっと見学スタート^^;


まずお出迎えしてくれたのが「Vought F4U CORSAIR」と「Curtiss P-40E Kittyhawk 」。簡単に触れるくらいの距離で展示されているなんてすごい!




Udvar-Hazy Centerは、ハンガー(飛行機の格納庫)をモチーフにした建物になっているのですが、だだっ広いのなんの!こんな感じで、これでもかというくらい飛行機が展示されています。(写真はGoogle Photoが自動的に作ってくれたパノラマ風)
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下に目を向ければ「Lockheed SR-71 Blackbird」が!!わわわっ!!!


右を見れば、ヘリコプターと近現代のジェット戦闘機。


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「Grumman F-14D」も展示されていましたよ!



第二次大戦期の機体も多数展示

大戦機も多数展示されています。旧日本軍の戦闘機等もありました。

桜花


月光


震電の胴体前半部!これは将来的にレストアされるのかもしれません。


ドイツの「Dornier DO 335 A Pfeil」は、期待後尾にもプロペラがついている珍しい設計です。
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同じくドイツの「Focke-Wulf Fw 190 F」
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そしてまたしてもなんとなんとの「Messerschmitt Me 163 "Komet"」も展示されていました。世界初の実用ロケットエンジン搭載戦闘機です。こんなものまで置いてあるなんて、凄いとしか言えません。
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ロケットエンジンは非常に小さいのが印象的でした。
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アメリカの「Republic P-47D Thunderbolt」
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「North American P-51C」こちらは戦闘機仕様ではなく、速度記録挑戦用の仕様?P-51はレシプロ最速を目指して、未だにアメリカ国内ではたくさん飛んでいますね。


「Grumman F-6F Hellcat」



本物のアレも展示!

B-29 Superfortressも展示されていましたが、これがなんと、あの「エノラ・ゲイ」号そのもの!マジですか!!!!というしかありません。


その大きさはやはり凄まじい迫力があります。




光の反射で内部はちょっと見えにくかったですが、コックピットも間近に見られました。




日本人としては少し複雑な気持ちになるかもしれませんが、アメリカにとってはやはりシンボルの一つなんでしょう。誇らしげに展示されていたのが印象的でした。

旅客機

軍用機ばかりでなく、旅客機ももちろん展示されていますよ〜。
「Boeing 307 Stratoliner」は、実に優雅な容姿の飛行機。合計10機しか製造されず、現存するのがこの機体のみだそうです。


きれいに磨き込まれています!?




テール周りも美しいですね〜。



皆さんご存知「Concorde」も長くて大きくて、やはりフレームに収まりませんw


エンジンと主脚まわりは、個人的に好きなポイント。


一度は乗ってみたかったですね。
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「Boeing 367-80」は米空軍向け輸送機の試作機です。後のボーイング707の原型にもなったそうです。


今はあまり使われることのなくなったターボジェットエンジンを搭載。


「Lockheed Constellation」も大きかった!レシプロエンジン旅客機の歴史で最後となる存在として有名です。展示しているのは空軍機だったようです。





天井を見れば、飛行機飛行機飛行機…w



スペースシャトル ディスカバリー号

宇宙関連のコーナーにはなんと、本物のスペースシャトル Discovery号が展示されていました。もちろんホンモノを見るのは初めて!!!大きい!すごいすごい!!こんなに巨大だったとは!


機体全面にパネルが貼られていますが、これが大気圏突入時の摩擦にも耐える素材でできたもの。見た目は発泡スチロールみたいなのですが、シリカガラス繊維を使ったものだそうですよ。


タイルから伸びる汚れが、大気圏突入の凄さを物語っているようです。


機体後部は、これがまた大きいというか高いというか。ロケットエンジンも巨大!口をポカーンと開けて見上げてしまうこと必至です。


アメリカの国力をまざまざと見せつけられた感じでした。スペースシャトルを見られただけで、行った甲斐があるというもの!といっても大げさではないですよ!



興奮の連続で、4時間くらいいました(笑)それでもまだまだ足りない気分ですが、大満足の Udvar-Hazy Center でした。全ての航空宇宙ファンは、絶対に行くべき博物館です!

Flickr も見てくださいね!

展示物の数はもちろんこんなものではありませんが、ブログで全てを紹介することはとてもできません。Flickr でアルバムを公開していますので、合わせてご覧いただけると幸いです。



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