毎年7月1日は、日本酒の醸造年度が変わる日。いつから広まったのかよくわかりませんが、とにかく日本酒好きにはめでたい日♫
ということで、日本酒で"さけおめ乾杯"をするために麹屋三四郎さんへ伺ってきました。
新富町駅近くの、角打ちができる酒屋さんです。

数カ月前に1度行ったきりでしたが、ご主人に顔を覚えてもらっていて嬉しかったです(^^♪

お酒は純米400円、純吟480円、純米大吟醸580円ですが、3杯セットは1100円ですのでこれが断然おトク! ということで、今回は次の3銘柄をいただきました。

・朝日鷹 本醸造
・黒部峡谷 幻の瀧 大吟醸
・豊島屋 十右衛門  純米無濾過原酒



朝日鷹は本醸造ですが、吟醸酒と言っても差し支えない香りの良さ。また喉越しも本醸造らしくスッキリしており、非常にレベルの高いまとまりです。さすが、朝日鷹!

幻の瀧は富山のお酒。大吟醸なのですがへたな純米酒以上にお米の味がしっかり出ており、コクを愉しむお酒かなという感じ。しかも、だんだんと温くなるほどにそれが際立ち、なんともまろやかでほんのりとした甘みになります。うーん、こんな大吟醸もあるのか!と関心しきりでした。大吟醸なので冷蔵必須ですけど、飲む際は注いで少し置いてからの方が断然美味しく飲めると思います。

十右衛門は東村山で醸造している蔵元、豊島屋さんの銘柄です。東京で作られているということでおすすめいただいたのですが、これも味わいが深く、とても美味しかったです。
朝日鷹と似ているかな?という感じ。いずれにしても、味は全く侮れないお酒だと思いました。 

アテは、麹入りのイカ塩辛とクリームチーズの塩麹漬けでした。
麹のおかげで、こちらも味がとてもマイルドになり、日本酒に最高のお供になりますね(^^♪





などと言っているうちにお酒を飲みきってしまったので、1杯追加…w
肥前 蔵心 純米吟醸です。アテは、酒の麹漬け♫





肥前なので佐賀のお酒ですね。これも純吟ですが、先に飲んだ幻の瀧よりはスッキリ、だけれどもまろやかさはさらに一段上といった感じで、ちょっと驚き先行の飲みくちでした。でも飲むほどに魅了される奥深さがあります。ゆっくりじっくり飲みたいお酒でした。美味いな〜。

途中で、銀座生まれ銀座育ちのお客さんも入ってこられ、その方から江戸っ子の粋についていろいろとお話を聞くことができたのも、とても貴重な時間でした。ご主人も感嘆されていて、そういった失われつつある文化・思想を語らってくれないですか?と本気でお話されていましたが、私も全く同感。もっともっと聞きたかったです。そんな機会がありますように!!

などと話し込んでいたら、3時間以上も居座ってしまったという…(笑)
それくらい居心地よく楽しいお店です。すっかり嵌ったかも〜^^;     

※ 麹屋三四郎のご主人は「地方の小さな蔵を応援したい!」という思いがあり、そのために普段なかなか聞かない銘柄ばかりを取り揃えられています。
有名じゃなくても人気じゃなくても美味しいお酒があるんだということを伝えて、日本酒をもっと元気にしたい。ご主人のそんな情熱が伝わってきて、私も、もっといろんなお酒を開拓していきたいなと思うのでした。



酒の駅 糀谷三四郎酒舗
夜総合点★★★☆☆ 3.5

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